出会っちゃった人たち2




 「・・・びっくりしたあ。」 

 コナンの叫びに驚いていたが、すぐにフリーズの解けた園子が、大きく息を吐きながら言う。 

 「コナン君?」 
 「キッドからの予告状って、どういうこと!?」 
 「あ、ごめんね、コナン君。違うの。予告状って言っても、クラスの『企画』らしいから。」 

 蘭がコナンの目線までしゃがんで、パンフレットを見せながら説明した。 

 「なんかね、このクラスの誰かが怪盗キッドの格好して、校内を逃げるみたい。それで、この
企画に参加した人たちが探偵役になって、つかまえるんだって。学校全体を使ったおにごっこ
みたいだね。」 
 「企画・・・・なーんだ。」 

 落ち着いたコナンに蘭はにっこりと笑って、「コナン君ってばキッドのことになると目の色変わ
るよね」と言ってから、そのまましゃがんだ姿勢で園子を見上げながら、でも、と言った。 

 「いくら園子がキッドを好きって言ったって、それはあくまで本物のキッドでしょ?他の誰かが
やるのって、どっちかというと許せない方なんじゃないかと思うんだけど?」 

 それでも行くの? と聞く蘭に、園子はガッツポーズをとりながら答えた。
 
 「そのとおり!さーっすがわかってるわね、蘭。でも、だからこそ、なのよ!!あたしのキッド
様を演ろうってからには、よっぽどの奴じゃなきゃ許せないわ。どんな奴が演るのか、見に行っ
てやろうじゃない!?」 

 コナンと蘭は、園子の背後と瞳の中に、燃えあがる炎を見た・・・気がした。 

 「へ、へぇー。頑張ってきてね、園子姉ちゃん。」 

 呆れを隠して、無理に笑顔を作って言ったコナンだったが。 

 「何言ってんの。あんたも行くのよ!キッドキラーでしょ!?」 

 燃える園子に言われて、思わず「はい・・・」と頷いてしまった。