出会っちゃった人たち1




 「蘭!江古田に行くわよ!!」 

 いつもどおりの、朝の登校風景・・・・に、なるはずだった。
 登校途中で合流した途端、ここまで走ってきたらしい園子にいきなり言われて、蘭も、蘭の隣
を歩いていたコナンも戸惑う。 

 「お、おはよう・・・園子。江古田って、何で?園子、転校しちゃうの?」 
 「違うわよ!あーもう、朝からボケてないでよ、蘭!この時期、よその高校に行くって言った
ら、学園祭に決まってるじゃないの!!」 

 おおげさに額に手を当てながらの園子の言葉に、コナンは既に興味をなくしかけていた。 

 (他校の学園祭なんて、別にどーでもいいや。どうせ俺は留守番だろうし。おっちゃんと二人
ってのもなんだから、その日は博士の家にでも行こう。)

 そう考えて、コナンはまだ興奮冷めやらない園子と、それを落ち着かせようとしている蘭の会
話を聞き流していた。 

 「こんなの出されちゃったなら、行かないわけにはいかないでしょう!!」 

 と言って園子は学園祭パンフレットの、あるページを蘭に見せる。 

 「・・・・・怪盗キッドからの予告状って、え!?」 
 「なんだってぇ!?」 

 読み上げた蘭の言葉に、コナンが勢いよく反応し、今度は逆に園子が一瞬驚いてしまったの
だった。